正社員?契約?パート?派遣?ママ薬剤師の自分に合った働き方とは

ママ薬剤師の勤務形態をまとめ、提案した記事です。


 仕事と育児の両立に日々奮闘するママ薬剤師。
働き方のバランスをとることは悩ましいですよね。

ご自身の働き方を定期的に見直すことは、生活を充実させるために欠かせません。

そのためには、薬剤師が選べる勤務形態を理解することが不可欠です。

この記事では、

■ 正社員
 契約社員 
■ パート社員 
 派遣薬剤師

という、4つの雇用形態についてママ薬剤師の視点から詳しく解説します!

仕事と育児の両立するママ薬剤師が最適な働き方を見つける手助けをします。

実際に私も、その時々のライフスタイルに合った働き方を見直すことで、3回の転職に成功

ママ薬剤師・きえ

その都度年収をアップさせることができました!

公開求人数51,000件以上

記事前半では「4つの勤務形態の特徴・メリット・デメリット」について解説、

後半では「各働き方に向いている人」「筆者の転職歴、そこから学んだこと」を紹介します。

ママ薬剤師の皆さんはもちろん、これからママになる薬剤師の方も、ぜひ最後までご覧ください!

この記事を書いた人

フルタイム勤務

育児に奮闘中のシングルマザー

大手DSや派遣、大手・中小調剤薬局と、3度の転職を経験

合計100万円の年収アップを実現

ママ薬剤師・きえ

薬剤師の皆さんを応援し、役立つ情報をお届けします!



下記記事では、仕事と育児のベストな両立案を5ステップで解説しています。

今回の記事は、この5ステップのうち、

「STEP1:自分にぴったりの働き方発見!4つの勤務形態を徹底比較」

を詳しく解説したものです。照らしあわせながらぜひご覧くださいね!

目次

4つの勤務形態の特徴

薬剤師の勤務形態について解説

ママ薬剤師が働ける雇用形態には、主に以下の3つがあります。

■ 正社員
 契約社員 
■ パート社員 
 派遣薬剤師

特に、契約社員や派遣薬剤師については経験がない方や詳しく知らない方も多いでしょう。

今一度整理してみましょう!

正社員薬剤師の特徴

正社員の特徴
  • フルタイム勤務
  • 無期雇用契約
  • 経済的安定

正社員は、基本的に週5日、1日8時間のフルタイム勤務が一般的。

業務に対する責任感が求められ、職場の一員としての役割が強調されます。

また、無期雇用契約により長期的な雇用が保証されます。

経済的な安定性も大きな特徴!毎月の給与が固定昇給やボーナスも期待でき、生活の計画が立てやすいです。

契約社員薬剤師の特徴

契約社員の特徴
  • 一般的に年俸制
  • 契約期間の制限
  • 福利厚生の制限

契約社員は、一般的に年俸制を採用、給与が固定されています。

業績に応じ、給与が増額されることはあるでしょう。

契約期間は通常1年ごとに定められています。

福利厚生は、正社員に比べると充実していない場合も。

社会保険や有給休暇は法律に基づき取得できますが、ボーナスや退職金が支給されないことが一般的です。

ただし、年収ベースでは正社員よりも高い年収を得られることが多いです。

パート社員薬剤師の特徴

パート社員の特徴
  • 短時間勤務
  • フレキシブルなシフト
  • 時給制
  • 基本的に残業が少ない

パート社員は、短時間勤務が選択できるため、育児や家庭の事情に応じた働き方が可能です。

勤務時間や勤務日を生活状況に合わせて、柔軟に設定できる点がメリット。

給与は、時給制で高時給が設定されることが多いです。

しかし、年収は正社員に比べて低くならざるを得ません。

基本的に残業が少なく、定時で帰れるため、家庭との両立がしやすい環境が整っています。

派遣薬剤師の特徴

派遣薬剤師の特徴
  • 派遣会社と直接雇用契約
  • 柔軟な働き方
  • 即戦力が求められる

派遣薬剤師は、派遣会社と雇用契約を結び、医療機関や薬局に派遣されて働くスタイルです。

勤務日や時間を自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが可能!

また、即戦力としてのスキルが求められることが多く、職場への適応力が期待されます

4つの勤務形態のメリット・デメリット

薬剤師の勤務形態について解説:正社員

正社員のメリット

安定した収入 
充実した福利厚生 
キャリアアップの機会

安定した収入

正社員は固定給が支給されるため、毎月の収入が安定しています。

家計の計画が立てやすく、最も生活基盤が安定するスタイルと言えるでしょう。

ママ薬剤師・きえ

私はシングルマザーのため、安定した給料が得られるのは優先度が高いです。

充実した福利厚生

福利厚生が充実していることが多く、健康保険や年金制度などが整っています。

育児休暇や産前産後休暇を取り入れる企業では、安心して出産や育児に専念できるでしょう。

さらに、時短勤務制度が導入されている会社では、子どもの年齢によって勤務時間を短縮して働けます。

この制度により、育児と仕事を両立しやすくなるという大きなメリットがあります。

時短勤務制度

3歳未満の子を養育している労働者に対し、1日6時間の短時間勤務制度を設けることが義務付けられています。
企業によっては、就学前や小学3年生までなど、法定の期間を超えて設けている場合もあります。

詳細は、各職場の就業規則確認しましょう。

子どもが小さいうちは、保育園のお迎えや急な体調不良など、柔軟に対応する必要があります。

時短勤務があれば、家庭の事情に合わせた働き方ができますね。

ママ薬剤師・きえ

ママ薬剤師にはとても助かります!

キャリアアップの機会

正社員として働くことで、昇進や専門スキルの向上、長期的にキャリアを築くことができます。

企業内での研修や資格取得支援が受けられることも多く、自己成長の環境が整っています。

正社員のデメリット

勤務時間が長い
残業の可能性
異動のリスク

勤務時間が長い

正社員はフルタイム勤務が一般的。

ワークライフバランスを保つのが難しくなる場合も考えられます。

私は、帰宅時間が遅くなることを避けるため、転職時に「17時30分までの勤務」という条件で交渉。現在もその配慮をいただいています。

ママ薬剤師・きえ

入社前の条件交渉は非常に重要です!

残業の可能性

業務の都合で残業が発生することがあります。

特に子どもが小さいうちは、家族の協力体制が大切です。

異動や転勤のリスク

会社の方針や人事異動によって、勤務地が変わることがあります。

自宅から遠い店舗に配属されると、通勤が大変になり、育児との両立がさらに難しくなる場合も。

大手調剤薬局では、転勤リスクを回避する方法として、エリア限定勤務を設けている企業もありますよ!

エリア限定勤務

特定の地域内での勤務に限定される制度主に大手調剤薬局などで導入。
自宅から通勤可能な範囲内での異動に限られ、生活環境を大きく変えずに働ける。
一方、全国転勤がある職種に比べて給与が減少するこ
とも。



薬剤師の勤務形態について解説:契約社員

契約社員のメリット

高い給与水準
転勤の可能性が低い
雇用契約の見直しが容易

高い給与水準

契約社員の薬剤師は、一般的に正社員よりも高い年収を得られることが多いです。

ボーナスや退職金が支給されない分、基本給は高く設定されるためです。

私自身、契約社員で4年間勤務した経験があります。

ママ薬剤師・きえ

年俸制で、正社員よりも高い年収でした。

契約社員の年収は、個人のスキルや貢献度に応じて設定され昇給も期待できます。

転勤の可能性が低い

契約社員は、勤務地が定められ、転勤が少ない場合が多いです。

特に子育て中のママ薬剤師にとって、安定した勤務地で働けることは大きな利点です。

雇用契約の見直しが容易

契約社員は短期間での契約が一般的なため、業務内容や条件を見直しやすいです。

契約更新時に条件を見直すことができるため、柔軟な働き方が可能です。

契約社員のデメリット

雇用の不安定性
昇給や昇格の機会が少ない可能性
福利厚生の制限

雇用の不安定性

契約社員は契約期間が決まっており、通常は1年ごとに更新されます。

契約が更新されない可能性があるということは念頭に置いておく必要があります。

実際には薬剤師不足のため、誠実に勤務していれば契約が更新される可能性が高いです。

昇給や昇格の機会が少ない可能性がある

契約社員は、昇給や昇格の機会が少ないです。

これはあくまでも一般的な傾向です!

具体的な状況は企業によって異なるため、個別のケースにおいては確認が必要です。

実際、私が契約社員として勤務していた際には、しっかりと昇給がありました!

契約社員でも昇給の機会がある場合もあり、企業の方針や契約内容を確認しましょう。

福利厚生の制限

契約社員は、一般的にボーナスや退職金が支給されないことが多いです。

ただし年収にすると正社員よりも高い傾向にあります。

私の経験でも、通勤手当はきちんと支給され、特に不都合はありませんでした。

各企業で異なるため、福利厚生の内容や適用範囲は、契約時に確認しておくことが重要です。

契約社員という勤務形態を設けている企業は少ないため、この点には注意が必要です。

薬剤師の勤務形態について解説:パート社員

パート薬剤師のメリット

柔軟な働き方
残業が少ない
勤務地の安定性

柔軟な働き方

自分のライフスタイルに合わせた勤務ができます。

週に数日だけの勤務や特定の時間帯を選び、育児と仕事のバランスを取りやすくなるのが大きな魅力!

残業が少ない

パート勤務は一般的に残業が少なく、定時で帰れることが一般的です。

これも、ワークライフバランスを保ちやすいポイントです。

勤務地の安定性

パート薬剤師は店舗異動が少なく、同じ職場で長く働き続けることができます。

仮に転勤があったとしても、通常は同じエリア内の店舗に異動する程度。

引っ越しを伴うような大きな変化はほとんどありません。

地域に根ざした働き方がしやすくなるのもやりがいポイント!

パート社員のデメリット

収入の不安定さ
キャリアアップの機会が限られる
福利厚生が正社員と異なる場合がある

収入の不安定さ

時給制のため、収入が安定しない場合も。

勤務時間が少ないと、その分収入が減る可能性があるため、計画的な勤務と収入管理が重要です。

また、昇給やボーナスがないため、正社員と比べると給与は低く、時給もなかなか上がらないのが現状です。

キャリアアップの機会が限られる

キャリアアップの機会が限られる、正社員と比べると昇進や昇給の機会が少ない、といったことも考えられます。

業務内容が限られると、スキルの向上やキャリアの発展に制約が生じることがあります。

ママ薬剤師・きえ

スキルアップは自分次第!

資格の勉強や知識を蓄えるのは、環境ではなく、どれだけ自発的にやるかですよね。

空いた時間を利用し自分のペースで学び続け、将来の可能性を広げましょう!

福利厚生が正社員と異なる場合がある

パート薬剤師は、正社員に比べて福利厚生が充実していないことが多くあります。

会社によっては育児休暇や産前産後休暇などの制度が利用できない場合もあります。

また、社会保険の加入条件も異なるため、福利厚生については事前に確認が必要です!


薬剤師の勤務形態について解説:派遣薬剤師

派遣薬剤師のメリット

自由な働き方
多様な職場経験が積める
高時給のチャンス
派遣会社の福利厚生が受けられる

自由な働き方

派遣薬剤師の最大の魅力は、勤務先や勤務時間を自分のライフスタイルに合わせて選べることです。

例えば、家庭の事情に応じて、働く曜日や時間を調整すれば、育児との両立がしやすくなります。

多様な経験が積める

派遣薬剤師として働くことで、いろいろな薬局での経験を積むことができます。

さまざまな処方や患者層に対応するスキルアップの機会にもなるでしょう。

高時給のチャンス

派遣薬剤師は、時給制で高時給が設定されることが多いです。

特に、専門的なスキルや経験を持っている場合、時給が高くなる傾向があります。

実際に私も派遣薬剤師として勤務した際、高時給で紹介していただきました。

企業側が短期間に即戦力を確保するために、高い時給が設定されていることが多いです。

派遣会社の福利厚生が受けられる

派遣会社の福利厚生が適用されるため、社会保険や有給休暇などの基本的な福利厚生を享受できます。

急な病気や育児に対するサポートも得られ、安心して働くことができます。

ママ薬剤師・きえ

私は以前ファルマスタッフの派遣薬剤師として勤務しました。 

一般企業と同様に、半年勤務後には有給が付与されることはメリットに感じました。 

派遣会社は、派遣スタッフへのサポート体制が整っており、初めてでも安心して働けます。
担当者が付き、定期的に面談や職場訪問の機会を設けてくださいます。

薬剤師の求人・派遣・転職サイト

派遣薬剤師のデメリット

雇用の不安定さ
キャリアアップの制約
職場変更の頻度

雇用の不安定さ

派遣薬剤師は契約期間が定められているため、雇用が不安定になることがあります。

次の契約先が見つからない場合、収入が途絶えるリスクも。

ママ薬剤師・きえ

これが最大のデメリット…

収入が途絶えてしまうと困る方は、いずれ正社員としての就職も考えましょう。

キャリアアップの制約

派遣として働く場合、正社員に比べてキャリアアップの機会が限られることがあります。

派遣先での業務は主に調剤や服薬指導に限られることも。

マネジメントや専門的な業務に関与することが少ないため、スキルの幅が狭まる可能性があります。

職場変更の頻度

派遣契約は有期であり、契約が終了すると新たな派遣先を探さなければなりません。

職場が変わるたびに新しいルールや環境に適応する必要があります。

ママ薬剤師の自分…どの働き方が向いてる?

ママ薬剤師の勤務形態について解説


正社員薬剤師に向いている人

  • 安定した雇用と収入を得たい人
  • キャリアアップを目指す人

一家の大黒柱を担っているママ薬剤師は、収入面が安定している正社員が最も安心な選択肢。

契約社員に向いている人

  • フルタイムで働きたいが、転勤のリスクは避けたい人
  • 正社員より高い年収を得たい人

契約社員という雇用形態が設けられている会社なら高収入で転勤なく働ける良い選択肢です。

パート薬剤師に向いている人

  • 時間的余裕を重視する人
  • ライフスタイルに合わせた勤務を希望する人

収入面に不安がないママ薬剤師には、時間的に余裕が持てるパート勤務がオススメ。

派遣薬剤師に向いている人

  • 限定した期間に高時給で働きたい人
  • 柔軟な働き方を求める人
  • 多様な職場経験を積みたい人

高時給で柔軟な働き方ができるため、ママ薬剤師に魅力的な選択肢!

別の収入源がある方や将来の見通しが立っている方など、雇用の不安定さを考慮できる場合におすすめです。

筆者の多様な転職歴:そこから学んだこと

私の転職歴について、良ければ以下ご参考下さい!

調剤併設型ドラッグストアに正社員として就職(7年半)

年中無休のシフト制で、調剤、在宅、リクルートなど多岐にわたる業務を担当。
長時間勤務でハードな環境でした。

調剤併設ドラッグストアの長所短所をまとめています
出産を機に転職を決意

育児との両立が難しく、離婚による引っ越しを機に転職を決断。

育休明けに派遣薬剤師へ転職(1年)

ファルマスタッフの派遣薬剤師として、土日祝休み・固定時間勤務を希望。
柔軟な働き方を選びました。

残業なく柔軟に働けるスタイルの派遣薬剤師は、ママ薬剤師におすすめ!

大手調剤薬局の契約社員として入職(4年)

派遣先の薬局からオファーを受け、契約社員として年収20万円アップを実現。
希望する勤務時間と安定した働き方を確保しました。

中小調剤薬局の正社員として転職(現在)

平日休みと年収80万円アップを実現。
家族との時間を確保しつつ充実した職場に転職しました。

このように正社員はもちろん、契約社員や派遣薬剤師など、さまざまな働き方を経験してきました。

また、調剤併設型ドラッグストア、大手調剤薬局、中小調剤薬局と、勤務場所も多様に経験しました。

自分の状況や子どもの成長によって、最適な働き方を変更してきた結果です。

私は、派遣で働くことが理想です。

しかしシングルマザーのため、雇用の安定を優先する必要があり、現在正社員として勤務しています。

同じママ薬剤師でも、子どもの年齢や周囲のサポート環境、各要因によって理想の働き方は異なるはずです

まずは雇用形態について理解を深め、自分にとっての最適な働き方を再考してみてください!

まとめ:雇用形態を知る=自分に合う働き方を見つける大事な準備

薬剤師の勤務形態について解説

繰り返しになりますが、最適の働き方を見つけるには、

薬剤師の雇用形態の特徴、メリット・デメリットを十分に理解しておくことが大切

知らないこともあったのではないでしょうか。

私自身、転職エージェントの力を借りて転職活動を進める中で、多くのことを学びました。

転職エージェントに登録すれば、リアルタイムで多くの情報を得ることができるでしょう。

もし今、自分の働き方に悩んでいるママ薬剤師の方がいらっしゃったら、この記事を参考にしながら、ぜひ転職エージェンシーに相談することをおすすめします。

公開求人数51,000件以上

自分の価値観や優先順位、理想の働き方を洗い出し、条件をまとめること。
転職エージェントを利用して、自分の条件に合った働き方や職場を一緒に考えてもらうこと


これが大事だと、私は自分の経験から感じています。

転職活動をすること自体にリスクはありません!

実際に転職しなくても、自分の働き方を見直すプロセスは、

人生において何を大切にしているのかを改めて考える貴重な機会です。

この記事を通じて、ご自身の働き方を見直し、人生について深く考えるきっかけになることを願っています。

私自身も、今後も定期的に自身の働き方と人生の方向性を見直していきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!





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この記事を書いた人

ママ薬剤師。
30代、小学2年生の娘と2人暮らし。
フルタイムで働くワーキングママです。
仕事と育児の両立のお手伝いができるように、
より良い転職や働き方の見直し、
子育てやおうち学習など、
役立つ情報を発信していきます!

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